TEAMOO 下請け脱却プロジェクト
私たちの想い

TEAMOO(チームダブルオー)という
名前に込めた想い

技術の話も、価格の話も、まだ一度もしていない段階で、契約が決まっていました。

私は「下請け脱却プロジェクト」という活動をしています。

下請け職人として頑張っている皆さんが元請けとなり、お客様と直接つながれるような環境、そして、自分の仕事の値段を自分で決められる環境づくりを、お手伝いしたいと考えて始めました。

その下請け脱却プロジェクトに、僕は「TEAMOO(チームダブルオー)」という名前をつけました。

TEAMOO(チームダブルオー)という名前を見て、「これ、どういう意味なんだろう」と思った方も多いんじゃないでしょうか。

今日は、なぜこの名前をつけたのか、これまであまり話してこなかった個人的なことも含めて、正直にお話しします。

数字の裏側にある、もっと小さなこと

僕は長い間、営業として現場に立ち続けてきました。

銀行系のリース会社で法人営業をし、リフォーム会社に移り、大手家電量販店のフランチャイズ本部でリフォーム事業部を一から立ち上げ、最後は大手リフォーム会社に15年勤め、そのうち7年間で年商を11億円増やしました。

営業として作ってきた売上は、累計で52億円になります。

数字だけを見れば、順調なキャリアに見えるかもしれません。でも、僕が本当に大事にしてきたのは、数字の裏側にある、もっと小さなことでした。

「約束の時間に、ぴったり伺うこと」
10時のお約束なら、10時0分0秒を意識して訪問する。

こう言うと、「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。でも、実際にやっている人は、驚くほど少ないんです。

「早く着くのが正解」だと教えられてきた

営業の方に「10時の約束なら何分前に着きますか」と聞くと、「5分前です」「10分前です」「15分前です」という答えが返ってきます。

早く着くのが、良い営業だと思われている。僕も、若い頃はそう教えられてきました。だから最初は、いつも早めに現地に着いて、車の中で時間をつぶしていました。

でも、あるとき、法人営業の現場で気づいたんです。

約束の時間より少し早く受付を済ませたとき、相手の方に「早いね」と、ほんの少し嫌な顔をされたことがありました。

その瞬間、何かが引っかかりました。早く着くことは、良いことのはずなのに。なぜ、この人は嫌な顔をしたんだろう。

考えてみて、分かりました。5分前に着くということは、相手の「5分あればできること」を、奪ってしまっているかもしれない、ということでした。

ちょっとした身支度を整える時間。資料を整理する、最後の5分。心の準備をする時間。その準備が整う前に、こちらが先に現れてしまったら。相手はどう感じるでしょうか。

遅れるのが論外なのは、当然です。でも、早すぎるのも、実は同じくらい良くない。そのとき初めて、「ぴったり」という第三の答えがあることに気づきました。

「北野さんはいつも時間ぴったりだよね」

それから僕は、時計を見ながら現場の近くで待ち、約束の時間ぴったりに、インターホンを押すようになりました。

1回目の訪問では、偶然だと思われます。でも、同じお客様のところに2回、3回とぴったりの時間で伺い続けると、「北野さんはいつも時間ぴったりだよね」と、驚かれるようになりました。

「はい、10時のお約束ですから」

そう答えるだけなのですが、僕にとってこれは、意識してやり続けてきた、たった一つの、譲れない習慣でした。

契約後、僕が必ず聞く質問

もう一つ、僕には長年続けている習慣があります。契約をいただいたあと、僕は必ず、こう尋ねます。

「どうして、私を選んでいただけたんですか」

これまで数えきれないほどの契約をいただいてきましたが、この質問だけは、ずっと欠かさずに聞いてきました。自分では気づいていない「選ばれた理由」を、お客様自身の言葉で確認したかったからです。

あるお客様と契約をいただいたときも、いつものように尋ねました。

「北野さんは、きっちりしていると思ったから」

そう答えていただきました。「どうしてそう思われたんですか」と、重ねてお聞きすると、そのお客様は、少し笑いながらこう言いました。

「北野さんは、10時って言ったら、本当に10時に来るでしょ」

それだけでした。技術の話も、価格の話も、その時点ではまだ一度もしていませんでした。

「10時0分0秒に、インターホンを押す」――ただそれだけで、選んでいただけていたんです。この言葉を聞いたとき、僕の中で、何かがはっきりしました。

自分でコントロールできることをやる

契約が決まるかどうかには、お客様側の都合や、タイミングなど、自分にはコントロールできない要素がたくさん絡みます。

でも、「時間ぴったりに伺う」ということだけは、100%、自分の意識と行動だけでコントロールできることです。もし、それだけで選んでいただけるのだとしたら、自分でコントロールできる範囲で、成果につながる行動を、やらない理由はない。そう心から思うようになりました。

もう一つの想い ― 「TEAM」に込めたこと

そしてもう一つ、この名前には、別の想いも込めています。

僕はこの数年、コンサル・コーチングという立場で、たくさんの塗装職人・建築業の方と向き合ってきました。その中で、何度も同じ光景を見てきました。

技術は確かにある。仕事も丁寧にやっている。現場では誰よりも信頼されている。それなのに、「今回はこの金額で」という元請けの一言で、単価が決まってしまう。

繁忙期は都合よく使われ、閑散期になれば、あっさり切られる。同じ現場で働く職人同士でも、横のつながりはほとんどなく、一人ひとりが、孤独に耐えながら仕事を続けている。

腕はあるのに、値段を自分で決める権利だけが、自分の手元にない。そんな職人さんたちの姿を見るたびに、僕は、自分が営業で積み重ねてきたものを、一人だけのものにしておいていいのか、と考えるようになりました。

一人で抱え込んでいる限り、状況は変わりません。必要なのは、同じ想いを持った人たちが、仲間として支え合いながら前に進む場所だと思いました。

まとめ ― TEAMOO(チームダブルオー)

  • TEAM 孤立しがちな職人同士が、仲間として支え合う場でありたいという想い
  • OO 「00」=10時0分0秒。約束をぴったり守る、という僕自身の原体験

技術のある職人が、正当な対価を受け取れる状態をつくる。その一番の土台になるのは、特別な技術でも、特別な資金でもなく、「約束を、ぴったり守る」という、誰にでもできる小さな行動の積み重ねと、それを一人ではなく、仲間と一緒に続けていく姿勢だと、僕は信じています。

この名前には、そんな想いを込めました。

もし今、一人で下請けの立場に悩んでいる方がいたら、どうか、一人で抱え込まないでください。「自分も、値段を自分で決められる元請けになりたい」そう感じた方は、60分の無料個別相談からお気軽にご相談ください。

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